福岡工業大学の小型衛星「FITSAT-1」のLED発光実験を観測するための情報を非公式に発信します

12月12日早朝のFITSATの発光を見事にとらえた画像

update 2012/12/12

神奈川県の 渡部 剛 さんより、FITSATの発光を見事にとらえた画像をご提供いただきましたので報告いたします。

12月12日早朝の発光実験において観測がしやすかった地域を以下に示します。
色が塗られた範囲の中で、FITSATが仰角25度以上で観測可能です。
 ※赤:発光し始め 青:発光終了

12月12日(水)
発光時間:01時22.5分~01時24.5分
信号の種類:点滅(10Hz)

渡部さん撮影のLEDの発色、点滅パターンがよく分かる画像

ターゲットエリアはおうし座周辺。ほぼ天頂方向。

日 時:2012年12月12日午前1時24分23秒
場 所:神奈川県海老名市
撮影者:渡部 剛 さん
望遠鏡:タカハシ ε160(口径16cm、焦点距離530mm、F3.3)
カメラ:ニコンD800E ISO12800 2秒露出 トリミングあり

 ※クリックで拡大

 神奈川県の渡部 剛 さんから、目の覚めるようなすばらしいFITSATの画像が届けられました。集光力がある写真用反射望遠鏡でとらえた、これまでの中で最も見事にFITSATの発光をとらえた画像です。
 始点と終点がわかり、2秒露出できっかり20の点線状となっているので、FITSATが10Hz(1秒間に10回)で点滅発光している特徴をはっきり示しています。
 FITSATに搭載されているLEDは緑色に輝くのですが、その色がここまで鮮やかにとらえられるとは、本当に驚きです。