福岡工業大学の小型衛星「FITSAT-1」のLED発光実験を観測するための情報を非公式に発信します

LED試験発光にて衛星の光跡をとらえることに成功しました

update 2012/11/26

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 日時:2012年11月21日02時39分 撮影地:岡山県総社市 撮影:倉敷科学センター

 11月20日、21日、22日と3日連続でFITSAT-1が日本上空を通過するタイミングを見計らい、2分間だけLEDを発光させる試験点灯が行われました。今回の試験点灯では10Hz(1秒間に10回)で点滅させるのですが、淡く画像下方向から右上方向に移動する点線の光跡が写し出されています。画像はかなり拡大していて1.6秒ほどの軌跡をとらえています。
 予想される衛星の明るさは8等級とかなり暗いため、動く暗い光点をいかにとらえるか、かなりの難問でした。カメラの感度はISO12800相当、400mmの単焦点望遠鏡を使用しています。

 撮影時刻のFITSAT-1の位置。
 観測地の岡山から見て西北西の仰角65度を通過しています。理想のFITSATの通過位置(南の仰角45度)より、だいぶかけ離れていましたが、この際は7~8等級の明るさでとらえられました。